about the "MIRAGE"

「MIRAGE」は、世界初の没入体験型パフォーマンス作品です。理化学研究所 脳科学総合研究センターが開発したSRシステム(代替現実技術)を応用して、パフォーマンスグループGRINDER-MANによって作り上げられました。

多数の観客に向けて行われる一般的なパフォーマンス表現とは異なり、「MIRAGE」では1名の体験者と2名のダンサーのインタラクションによって生成されます。体験者はヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンが組み込まれたデバイスを装着し、現在と過去を行き来する約8分間を体験します。

「MIRAGE」は、私たちが当たり前と感じている現実が、実は極めて曖昧で主観的であることを示唆します。体験中は、過去に記録されたパフォーマンスと目の前で行われているパフォーマンスが、体験者の気づかないうちに何度も切り替えられます。さらには両者を重ね合わせ、現在と過去を同時に体験します。体験者にとっては、経験しているどの部分が現実でどの部分が過去なのかを判別することはとても難しく、体験者自身が独自の現実を探し出すことを求められます。

「MIRAGE」は2012年8月に日本科学未来館(東京都江東区)にて発表されました。観覧者は体験者の後ろに座り、2名のダンサーによって展開されるパフォーマンスを鑑賞します。 会場には体験者が見ている映像がプロジェクションされており、観覧者は体験者の視点とステージ上で起きている状況を同時に観覧することができます。観覧者は同じ空間および同じ時間で行われている複数のパフォーマンスを体験し、MIRAGEは体験者のみならず観覧者の認識する「現実」の認識にも影響を与えます。


Technical Rider

このテクニカルライダーは2012年8月に日本科学未来館で発表した内容をもとに制作されています。


About the "MIRAGE" performed in 2012.

日時
2012年8月24日(金)25日(土)26日(日)
会場
日本科学未来館 東京都江東区青海2-3-6
主催
独立行政法人理化学研究所、GRINDER-MAN
共催
日本科学未来館
協賛
株式会社コーチ・エィ、Shiojiringアートフェスタ
寄付
小澤隆生、川邊健太郎
企画
株式会社イッカク、有限会社エピファニーワークス
制作・運営
ハイウッド

Credits

構成・演出
タグチヒトシ(GRINDER-MAN)
振付・出演
伊豆牧子(GRINDER-MAN)
出演
松本大樹、京極朋彦、立石裕美
SRシステム ディレクション
藤井直敬(理化学研究所)
SRシステム デザイン・開発
脇坂崇平(理化学研究所)
SRシステム 開発サポート
FAN Kevin/上野道彦/石黒祥生/樋口啓太
音楽・サウンドデザイン
evala(port, ATAK)
サウンド・プログラミング
石井通人(buffer Renaiss)
照明デザイン
藤原康弘
舞台監督
浜村修司