MIRAGE
Performance Art with Substitutional Reality system
2012年8月24日[金]/25日[土]/26日[日]日本科学未来館
「MIRAGE」はサイエンスとアートの結びつきからうまれた体験型パフォーマンス作品です。
多数の観客に向けて行われる通常のパフォーマンス作品と異なり、「MIRAGE」ではたった一人の体験者に向かってパフォーマンスが繰り広げられます。ヘッドマウントディスプレイが組み込まれた「エイリアンヘッド」と呼ばれるデバイスを装着した体験者は、 音楽、光、そして二名のダンサーの身体が織りなす約8分間の、現在と過去を行き来する世界を体感します。
「MIRAGE」の世界では、過去に記録されたパフォーマンスと目の前で行われているパフォーマンスが体験者の気づかないうちに切り替えられ、さらには両者を重ね合わせることで、現在と過去を同時に体験します。 パフォーマンスが進むにつれ、目の前で行われているパフォーマンスのどの部分が現実で、どの部分が過去なのかを判断することは完全に不可能となり、体験者自身がそれぞれ認識した独自の現実を、自分の言葉で紡ぎあげる作業を求められます。 体験後の各自が語るパフォーマンスの内容は全く異なっており、わたしたちが当たり前だと感じている現実が、実は極めて曖昧で主観的なものであることを教えてくれます。
一方、「MIRAGE」では、その状況を外部から観覧することができます。それら観覧者は、体験者の主観的経験を映像として体験しつつ、目の前で起きているダンサーと体験者の関係=過去から切り離された本当の「現実」を目の当たりにします。 しかし、その二つを同時に認識する事は難しく、観覧者の現実は体験者のそれと同じように主観的で、場合によってはさらに複雑なものとなります。
さらに、過去の自己と共に動くダンサー達にも「MIRAGE」は通常のパフォーマンス表現とは全く異なる体験を与えます。なぜなら、ダンサーは一人の体験者に向けてパフォーマンスをしつつも、 体験者と観覧者そして過去の自分とを繋ぐ相互作用の影響を受けない訳にはいかないからです。
つまり、「MIRAGE」に集う人々全てが相互作用を繰り返しながら、毎回「MIRAGE」という新たなものがたりが作りあげられるのです。 現実とは、われわれの脳それぞれが瞬間瞬間に生み出します。「MIRAGE」は、わたしたちが日常でほとんど考えることがない「現実とは何なのか」をあらためて考える機会を与えてくれる、まったく新しいパフォーマンスアートなのです。
撮影:渡辺隆彦/金本成生
日時・会場
MIRAGEには「体験」と「観覧」の2つの鑑賞方法があります
観覧無料|予約不要
ダンサーと体験者による「MIRAGE」の上演状況及び、体験者の視覚を同時に観覧する。
- 上演時間=1回約10分
- 各回定員=60名
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております
関連イベント
ショートトーク無料|予約不要
本作のサイエンスディレクターである藤井直敬氏やダンサーに、体験者を交えてのトークを開催します。
8月24日[金]13:30~/16:30~ 8月25日[土]13:30~/16:30~
※各回約30分を予定
アフタートーク無料|要予約
3日間の体験者の感想をまとめて、パネルディスカッションを開催します。
8月26日[日]15:00~16:30 定員=60人
パネリスト
藤井直敬氏(理化学研究所脳科学総合研究センター チームリーダー)
タグチヒトシ(GRINDER-MAN 代表)
モデレーター:科学コミュニケーター(日本科学未来館)
Photolog
Closing photo
20120826
20120825
20120824
20120823
プレスリリース/ブログ、メディア掲載
WIRED.jp 2012年8月23日
Web Magazine OPENERS - EVENT|Tokyo Tips 2012年8月16日
DEPARTURE 世界の新しいクリエイティビティを紹介するサイト 2012年8月9日
Togetter
思考の発散系フィードバックループ 2012年8月24日
サムワン someone 2012年8月24日
kaetn.info 2012年8月25日
Naotaka Fujii 2012年8月28日
週刊·東京流行通訊 2012年9月1日
週アスPLUS 2012年9月11日
イズムコンシェルジュ 2012年9月17日
web R25 2012年9月19日
CBCNET 2012年10月19日
About SR system
MIRAGE - Performance Art with Substitutional Reality system on Vimeo.
わたしたちの日常は、沢山の情報が溢れています。しかし、それらの沢山の情報はただ流れて消えて行くばかりで、殆ど現実感を伴っていません。たとえば、2011年3月に日本を襲った地震と津波で何が起きたのかは、その場所に行って、人々と会って、
自分自身の現実として経験しなければ決して実感する事はできません。 そのような本当の現実と流通する情報の間のギャップは、どんどん増えるばかりで、それゆえわたしたちは物事の本質を見失いがちです。
戦争すらも仮想化されゲーム化される現在、わたしたちはこのギャップを埋める方法を真剣に探らなければなりません。
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Cast and Staff
Profile
藤井直敬 サイエンスディレクター
1965 年広島県生まれ。東北大学医学部卒業。同大医 学部眼科教室にて初期研修後、同大大学院に入学、1997年博士号取得。1998年よりMITにて研究員。2004年帰国。 理化学研究所脳科学総合研究センター象徴概念発達研究チームを経て現職。主要研究テーマは、コミュニケーションと社会脳の神経機構の解明。著書に『つながる脳』(NTT 出版/毎日出版文化賞)、『予想脳』(岩波科学ライブラリー)、『脳研究の最前線』(共著、講談社 ブルーバックス)がある。 brainhackers.org
GRINDER-MAN 構成/演出/振付
現代美術を出発点に演者と観客の相互作用を空間化するパフォーマンスグループ。デザインされた人類、あるいは生きるためのルールを自ら課したヒトとして、頭部に立方体のハコを身につける。頭部を隠蔽することで生じる匿名性は、演者と観客の境界線を明確にし、
両者が共鳴する足がかりとして機能する。
2005年から「群と個」をテーマにした公演作品「MUSTANG」シリーズを開始。2011年2月に音楽にevalaを迎えてのシリーズ最新作「MUSTANG Colors」を神戸アートビレッジセンターにて上演。
3月には金沢21世紀美術館にてスマートフォンを使用した新作パフォーマンス「SONAR」を発表している。4月にはスパイラル主催の東北地方太平洋沖地震復興応援企画にて、ダンサー約30名によるパフォーマンス「アートのちから」をプロデュース。
2012年9月には横浜象の鼻テラスにて新作パフォーマンス「bow-wow」の発表を予定している。須藤元気率いるダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」の舞台演出や振付協力など、作品発表と平行して外部への表現提供も始めており、様式をいとわない表現志向は舞台空間にとどまらない。(写真:塚田隆介)
grinder-man.com
伊豆牧子 振付/出演ダンサー
1994年コンテンポラリーダンスと出会い、2000年秋より一年間渡仏。帰国後、Dance Theatre LUDENSに参加、その後伊藤キム+輝く未来のダンサー、アシスタントとして活動。 ソロ作品の他、国内外の振付家の作品に出演。2005年よりGRINDER-MANに参加し、作品の演出から振付、出演に携わる。近年はその身体能力と指導力を基に、capsuleやWORLD ORDERの振付、演出等をサポートするなど、 活動の幅を拡げている。(写真:Naruo Kanemoto)
松本大樹 出演ダンサー
振付家、ダンサー。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。英国ラバン・センター・ロンドンにてダンス・ディプロマ修得。SiWiC主催第5回プロフェッション・コレオグラフィーに選出されスイスにて振付の特訓を受ける。 2009年度文化庁在外研修制度のサポートを受けリモン・テクニックをリモン・インスティテュート・NYCで学ぶ。2005年より始めた香港のダンサーAndy Wongとの10年間限定プロジェクト「Dance Fosest / 樹林之舞」は年一度新作を共作、発生し続け今年8年目。 岡田陽率いる朗読劇グループD・I・L・のメンバー、舞台表現の基礎を学ぶ。東洋大学ライフデザイン学科、多摩美術大学造形表現学部非常勤講師。都内5ヶ所のダンス・スタジオにてコンテンポラリー・ダンス・テクニックを教え後輩を育成する。
京極朋彦 出演ダンサー
ダンサー、振付家。1984年12月1日生まれ。07年京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。在学中、太田省吾、山田せつ子らに師事。京都を拠点に国内外問わず様々な作品に参加。 卒業制作『鈍突』は学科最優秀賞を受賞。2010年に発表されたソロダンス『カイロー』は京都、東京、横浜で再演される。 2012年、自身が振付・演出・出演を務める「京極朋彦ダンス企画」を設立。 同時に、京都アトリエ劇研と共催し、若手振付家の作品発表の場としてKYOTO DANCE CREATIONを立ち上げる。kyo59solo.blogspot.jp
立石裕美 出演ダンサー
千葉県柏市出身、元宝塚歌劇団である母の影響で幼少より舞踊に親しむ。謝珠栄主催TSミュージカルファンデーションミュージカル科卒業後、2002年成城大学短期大学部教養科卒業。 在学中よりミュージカル、コンサート、オペラ舞台に参加。08『PEACE』、09年『spiral』自身の振付・出演作品を発表。2010年ドイツ、ベルリンへダンス留学、2011年チェコ、プラハで開催された国際舞台美術展プラハカドリエンナーレに振付、出演作品で参加。 2012年日本 - フィンランドレジデンスエクスチェンジプロジェクト共同制作プログラムにたずさわり、京都、フィンランド、鳥取(9月)での公演に参加した。
evala 音楽/サウンド・デザイン
音楽家、サウンド・アーティスト。port主宰、ATAK所属。
先鋭的な電子音楽作品を発表し、国内外のフェスティバルやクラブでのライブ・パフォーマンスや、美術館でのインスタレーションをおこなう。また立体音響システムや先端テクノロジーを用いた実空間へのサウンド・デザインや
映画/舞台音楽、広告メディアへの楽曲/音楽プロデュースなど、その活動は多岐にわたる。主な近作に、CD『Sacrifice Soundtrack for Seiji "Fish on Land"』(ATAK/2012)、『acoustic bend』(port/2010)、
インスタレーション『void-inflection』(山口情報芸術センター[YCAM]/2011)、『for maria anechoic room version』(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]/2010, 渋谷慶一郎氏と共作)、『世界の終わりのものがたり』(日本科学未来館/2012, サウンドデザイン)、
映画『セイジ 陸の魚』(伊勢谷友介監督作品/2012, サウンドトラック)、広告『NHK 大河ドラマ「平清盛」スペシャルスライドショー』(2012, 音楽)、舞台『川口隆夫 パフォーマンス公演 TABLEMIND』(川崎市アートセンター/2011, 音楽) など。
(写真:新津保建秀)evala.jp
Credit
- 構成/演出=タグチヒトシ(GRINDER-MAN)
- 振付/出演=伊豆牧子(GRINDER-MAN)
- 出演=松本大樹、京極朋彦、立石裕美
- 音楽/サウンド・デザイン=evala(port、ATAK)
- サウンド・プログラミング=石井通人(buffer Renaiss)
- サイエンスディレクター=藤井直敬(理化学研究所 脳科学総合研究センター)
- SRシステム・デザイナー=脇坂崇平(理化学研究所 脳科学総合研究センター)
- SRシステム・オペレーション=FAN Kevin/上野道彦/石黒祥生/樋口啓太
- 舞台監督=浜村修司
- 照明=藤原康弘
- 主催=独立行政法人理化学研究所、GRINDER-MAN
- 共催=日本科学未来館
- 協賛=株式会社コーチ・エィ、
Shiojiringアートフェスタ - 寄付=小澤隆生、川邊健太郎
- 企画=株式会社イッカク、有限会社エピファニーワークス
- 制作/運営=ハイウッド
Contact
体験型パフォーマンス作品「MIRAGE」についてはメールよりお問合せください。
ハイウッド






















